DETAIL
森林環境は人類の遺伝子と呼応している。しかし人類は、太陽リズムに寄り添う光合成の生物リズム(森のリズム)から逸脱し、地球環境の破壊スピードを徐々に早め、体や精神も不安定な状態を強いられている。
森から離れて、ここまで人工環境を作り込んでしまった私たちにとって、自然を元の状態に戻すことはもはや難しい。しかし、これからの科学技術の方向性とそのゴールは、いかに自然に習うか、そしていかに私たちの周りを元の自然の状態に近いものにするかという事に向けられなければならない。
本書は、そのゴールに至る指針を喚起する現行の試みの15事例である。国内のみならず国外の事例、多岐にわたる森へのこだわりの活動を紹介することで、森と私たちをつなげる様々なインスピレーションを読者に与えたい。
8月5日発売予定